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『嫌われる勇気』第1話アドラー心理学名言集!【ネタバレ】

『嫌われる勇気』第1話アドラー心理学名言集!

香里奈主演ドラマ『嫌われる勇気』とは!?

大ベストセラーを生みだした原作本「嫌われる勇気」を刑事ドラマにアレンジをし、作られた今回のドラマ、香里奈さん主演の『嫌われる勇気』。原作ではオーストリア出身の精神科医アルフレッド・アドラーが20世紀初めに作り上げた「アドラー心理学」を、悩める青年と哲学者の対話方式で解説されていきます。個人心理という独自の理論を確立し、多くの哲学や自己啓発理論に大いなる影響を与えた人物と言われています。
今回のドラマでは香里奈演じる庵堂蘭子(アドラ―?)の部下として配属された新人刑事の青山年雄(加藤シゲアキ)が蘭子と上手く行かない旨を相談に行き、そこでの教授から得られる説明がアドラー心理学の解説となる、という形を取っています。
その教授は、帝都大学、文学部心理学科・教授でもあり、同時に警視庁コンサルタントとして事件の犯人像も分析する、犯罪心理学が専門の大文字哲人(椎名桔平)。
大文字教授は庵堂蘭子を自分の教え子だと話しました。1話にも2人が再会するシーンがありましたが、これからこの二人にどんな過去や接点が出てくるのかも楽しみですね!
ということで、アドラー心理学を学べるこのドラマで、出たアドラー心理学による名言集をまとめてみようと思いました!!アドラー心理学を一緒に学んでいきましょう!

第1話アドラー心理学講座!ドラマの中のセリフから抜粋!!

〇夏と冬の井戸水の温度の違い!?自分の見方を変えれば世界は変わる。

教授(椎名桔平)は言います。
夏の井戸水の温度は約18℃です。同じく冬の井戸水の温度も約18℃です。
井戸水は年間を通して常に、一定の温度に保たれています。
しかし冬に口にすれば温かいと感じ、夏に口にすれば冷たいと感じる。
つまり、すべての人間は主観の中で生きている、ということ。
自分の見方を変えれば、世界は変わる。
人はその瞬間から生まれ変わることができる。しかし人は自らが意味づけした見方や考え方で、物事を勝手に複雑にしてしまう。自分の人生は自分にしか生きられない、だからこそ、必要なのが「嫌われる勇気」です。

〇すべての悩みは対人関係の悩みである。

全ての悩みは対人関係の悩みである、というのがアドラー心理学の根底をなす考えです。
もしこの世界から他者がいなくなればあらゆる悩みが消え去るということ。悩むには必ず他者の影が付きまとう。

〇自分自身が変わらないという決心をしているから。

これはアドラー心理学ではなく、アドラー心理学を地で行く女性、庵堂蘭子の名セリフですが(笑)。
蘭子のように思ったことを口にできる人になりたい、という知人に、蘭子が言う言葉。
いつまで経っても変わらないのは、自分自身が変わらない、という決心をしているからです。
日常生活に不満があっても、このままの自分が楽であり、安心だ、そう思っているんです。
あなたの不幸は、あなた自身が選んだものです。

〇私は誰かのために生きているわけじゃありません。

これまたアドラーを地で行く庵堂蘭子の名セリフです。
庵堂:皆さんが私をどう思うかは皆さんの課題であって、私の課題ではありません。
青山年雄:少しは周りの言うことに耳を傾けてください。
庵堂:なぜですか?
青山:周囲の人たちとうまくやっていくためです。
庵堂:私は誰かのために生きているわけじゃありません。私は他人の目を気にするといった不自由な生き方を選択していません。私は他人にも自分自身にも嘘をつきたくないだけです。嘘が大嫌いなんです。

〇アドラー心理学は勇気の心理学なのです。

大文字教授は言います。
他者に嫌われないように生きていく生き方なんていうのは、実は簡単なこと。
自分をごまかし、妥協し、諦めればいい。一方、他者に嫌われてでも生きて行こうとすることは実に難しい。自分に正直で、他者の目など気にせず、決して嘘をつかない生き方なんて一日も持たない人がほとんどでしょう。しかしアドラーはそれを実践する勇気が必要だと説いています。それは幸せになる勇気でもある、と。アドラー心理学は勇気の心理学なのです。
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第1話のアドラー心理学名言集はこんな感じでした!!

結構はっとさせられる部分が多かったように思います。
アドラー心理学は間違っていないですし、結構理想的な考え方だとすら感じます。
なのに、それを体現している庵堂蘭子のこの言いようのない孤独は何なのでしょうね。
蘭子を見る周囲の冷ややかな目線や反応、そして蘭子自身の表情。どうしてこんなに暗く、孤独なのでしょう。これじゃあアドラー実践する人たちいなくなっちゃうよ~(笑)
ですが、ドラマの最初にも次回予告にもありましたが、蘭子は過去に誘拐されたことがあるみたいなので、そういう生い立ちがこの暗さを演出しているのかもしれませんが、ドラマ自体もすごく暗く地味な印象です。
というか、自分的考察としては昔幼い蘭子を誘拐したのは誰でもない大文字教授。そしてそこで大文字は生きる実験台とでもいうかのようにアドラーの本をその子に読んで聞かせ続ける。
自分の理想像、アドラーとして生きるかのような彼女をずっと見ていたい、という自分勝手な欲望のために。
考えが安易過ぎかな?(笑)
アドラー心理学、楽しいし、勉強にもなるし、もっとドラマ人気出ると良いんだけどなぁ~!!