テレビ

『砂の塔~知りすぎた隣人』第5話完全ネタバレレポート&感想その3

『砂の塔~知りすぎた隣人』第5話 PART3!見ていない人には追いつける!見た人には余韻に浸れる!ネタバレという名の完全レポート!


完全ネタバレレポートその1はこちら

完全ネタバレレポートその2はこちら

場所を変え、マンションのロビーらしき場所に戻ってくる二人。
「和樹くんが警察に?」
佐々木弓子(松嶋菜々子)はポツリと言う。
「最悪ね」
はい、まさか、こんなことに、と、力なくうな垂れる亜紀(菅野美穂)。
「最悪なのはあなたよ」
「え?」
「和樹くんって本当にいい子よね、妹の面倒もよく見てるし」
顔をしかめながら頷く。
「は、はい。小さい頃から本当に手のかからない子で」
「あなたはそれを良い事に、本当の和樹くんを見ようとしなかった。母親であるにもかかわらず」
戸惑う表情の亜紀。
「でもある日、あなたは息子の知らない一面を見てしまった。あなたは突然、息子が怖くなった」
一歩迫ってきた弓子に、気圧され、一歩後ろに下がる亜紀。
「この子は私の知っている和樹じゃない。どうしよう。周りの人たちが言うように、あの子は本当に悪い事をしたんじゃないかって」
目が泳ぐ亜紀。
「あなたは自分自身の息子が信じられなくなった。違う?」
急いで弓子に向き直り、否定をする亜紀。
「ち、違います!わたし…」
そう言いながら亜紀は思い出す。
≪あの写真、ホントにお兄ちゃんが撮ったの?≫
≪だとしたらどうなの?≫
そのまま黙り込む亜紀。ふと弓子は振り返り、言う。
「あなたは和樹くんを疑った。あの子もそれに気付いた。だから出てったんでしょう」
亜紀を真っ直ぐに見詰めて弓子は言い放つ。
「最悪な母親じゃない」
打ちひしがれる亜紀。
しかしすぐに表情を変えて、走り出した。マンションを出て行った亜紀、そんな後ろ姿を見詰めている弓子。

───

街を歩く和樹(佐野勇斗)。パトカーが見えるたび道を変えて進む。

───

亜紀は和樹の高校に来ていた。帰ろうと出てきた橋口成美(川津明日香)に駆け寄っていく。
「成美ちゃん!なんでもいいのよ、和樹が行きそうな場所しらない?」
「わたしに言われても」、成美は目も合わせず、その場を急ごうとする。そんな成美の肩を掴んで亜紀が食らいつく。
「どんな事でもいいの!和樹が会ってそうな人とか…」
すると成美が思い出したように口を開く。
「あぁ、そういえば、悪そうなやつと一緒にいるの見たことある」
「だれ?」
「知らない。何人かいたけど、前の学校の人たちかも」
それだけ言い、成美は友達と足早に去って行った。
その後ろ姿を見ながら考え込む亜紀。
≪兄ちゃんが体操教室に連れてってやろうか≫
そう言ってそらの頭をなでている笑顔の和樹が亜紀の頭に蘇る。
ありがとうお兄ちゃん、と亜紀が言うと、笑顔で返す和樹。
思い出しながら亜紀は走る。
「10月29日、うちの和樹見なかった?」
道で亜紀は高校生に声を掛けている。和樹の元クラスメートなのかもしれない。
「いや」
男の子がそう言うと、亜紀は再び走り出す。
≪これからミルクこぼしたらどうするんだっけ≫
≪あのね、そら、自分で拭くよね≫
そんなそら(稲垣来泉)を優しい表情で見ている和樹の顔。亜紀は思い出す。
≪あと11、≫
亜紀がそう独り言を言いながらベビーシャワーを必死に作っていると、後ろから手伝おうか、と声を掛けてくれた和樹。
外へ出ていた亜紀を、芝生でそらとずっと待っててくれた和樹。
≪お帰り、待ってたよ≫
「高野和樹と仲良かった友達とか知らない?」
亜紀はまた高校生たちに話し掛けている。ボーリング場にて二人の高校生が笑いながら答える。
「あいつに友達なんかいねぇんじゃねぇの、なぁ?」
「だよな、あいつ暗かったし」
そう笑って二人は行ってしまった。
≪うちの母はちょっと抜けてるとこもあるけど、でもいつも僕らの事だけを考えてくれてます≫
ハロウィンのビデオで照れながらそう語ってくれたはにかむ和樹の顔。
打ちひしがれて亜紀は家に帰宅する。
「どこにいるの…」そう呟き、和樹の部屋を見る。
和樹の部屋の扉はさっきのまま開けられていて、床にパソコンが置かれている。
パソコンの前に座る亜紀。開くと写真のデータが並んでいる。あれ?今は見れるんだ?とちょっと違和感。ただ閉じただけでもしばらくそのままにしとくとまたパスワード必要になるよね?
すぐ見れるのはほんの短い時間閉じただけの場合なはず。となると和樹、さっきここに帰って来てる事になるけど?(笑)

たくさんの写真のデータの中に一つだけWordらしきアイコンが並んでいた。
亜紀は不思議に思い、それをクリックしてみる。それを見た亜紀、驚愕。言葉も出ず、ただただ絶句。
そこには画面いっぱいに夥しいほどの『殺す』の文字の羅列。震える指でスクロールしていく亜紀。
それらは何ページにも亘り、綴られている。

殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

『殺す』の文字はやがて『死ね』に形を変えて、続いている。
そして『死ね』のあとには『いらない』、『消えろ』、と続く。
≪あいつに友だちなんていなかったよなぁ≫、和樹の級友たちの言葉が亜紀の中に蘇る。
≪あいつ暗かったし≫
『いなくなれ』の言葉の後に、大きい文字で繰り返されている。
『死ね』
『殺す』
『いらない』
『いなくなれ』
≪彼は休み時間、誰とも話さず、いつも一人でいる≫
担任教師の言葉が蘇った時、そのページは空白が続く。空白の改行の最後に、亜紀は見付ける。

『たすけて』

言葉はそこで終わっている。涙をためた目で「なにがあったの」、と呟く亜紀。
≪つらいのは母さんだけじゃないから≫
かつての和樹の言葉を思い出す。
≪俺を疑ってんのは母さんだろ、信じてないのはそっちだろ。近所の目が怖いだけだろ≫
急に冷たくなった和樹を思い出す。
≪あんたが守ってんのは俺じゃなくて自分だろ≫
パソコンには『たすけて』の文字。和樹の心の声。叫び。本心。
涙が溢れる亜紀。
「いつから悩んでたの…」涙が頬を伝う。「ごめん、気が付かなくてごめん…」
ちょうどその時、亜紀のスマホに着信が入る。
相手は若手刑事・津久井(上杉柊平)。
「警察です。今、息子さんを確保しました」
場面は津久井と荒又(光石研)に切り替わり、パトカーに乗り込むところだった。一足先に中に座っていた和樹が映る。パトカーの窓から外を見ている。
「これから署で事情聴取します」
それを受けて亜紀は走り出す。向かった警察署に着くと、ちょうど和樹は署の前にいた。和樹の顔が見えた亜紀は、和樹めがけて必死に走り寄る。
「待ってください!」
和樹は刑事に両腕を抑えられ歩いている。亜紀の声に一番に気付いたのは和樹だった。振り返ると亜紀がいる事に驚く和樹。
「この子が逃げたのは私のせいなんです」津久井が亜紀を制する。
「わたしがこの子の信頼を裏切ったからなんです!この子は犯罪者じゃありません!」
亜紀は津久井を振り払い、和樹を掴む。
「和樹!ごめんね!和樹の事、全然わかってなかった」
友達の事とか、分かったつもりで、と息を切らして亜紀が続ける。
そらとか引っ越しとか、ママ友の事ばっかりで、和樹、ごめんね…
「ごめんなさい!」
下を向いたまま黙って聞いている和樹。
「お母さん、和樹くんへの疑いほぼ晴れたんです」、と荒又が穏やかに声を掛ける。
慌てて顔を上げる亜紀。
「我々の捜査で10月29日の和樹くんの居場所が判明しました。誘拐とは関係ないと見て良さそうです」
か、か、関係ないって、どこにいたんですか、と亜紀。
それは…、と荒又が言うと、その言葉に反応を見せる和樹。
荒又の方へ振り返る。
動いた和樹に気付き、和樹を見る亜紀。
和樹も亜紀に気付き、ふいに目が合う二人。
そして和樹はゆっくりと静かに目を逸らす。
悲しみの表情の亜紀。

すいません、形式上お話を聞くだけです、と荒又が間に入る。
「お待ち頂けますか」
静かに頷く亜紀。
歩き出す和樹。刑事に支えられて署に入っていく自分の息子の後ろ姿を亜紀はいつまでも見詰めている。
暗がりの部屋で、ゆっくりと立ち上がる弓子(松嶋菜々子)が映る。

───

空港の場面。
すみませんでした、渋滞で遅れてしまって、健一(田中直樹)がある男と向かい合い、言う。
健一はしどろもどろに目を合わす事もせずそう話す。健一の目は泳いでいる。相手の男は黒い洋服に金のネックレスをさげ、髭を携えたいかにも怪しい感じの風貌の男。その男は健一の話は全く聞いておらず、少女を上から下から舐めるように見定めている。よくこんな怪しい感じの役者を見付けられたもんだなぁ(笑)。
遠くを見詰めている幼い少女を見て、微かに口元を微笑ませるその男。
いたたまれなくなって、それじゃあ僕はこれで、と健一が逃げようとすると、その男に肩を掴まれる。体がびくつく健一。小さな紙袋をお腹に当てられ、男は健一の耳元で言う。
「阿相社長に渡してくれ」
そう言って怪しい黒い男と少女は空港の人並みに消えて行った。

───

預かった小さな紙袋を机に強めに置く健一。
椅子に微笑んで座っている阿相(津田寛治)はその紙袋を見ている。
「なんなんですか、あの男は!?」
「知りたいの?」
知りたくないですよ!、立って話す健一の奥の壁には会社のロゴ。
『GOODMEAL株式会社グッドミール』、とある。どうやらここは健一の会社の一室のよう。
とにかく、僕はもう関わりたくありません、と捲し立てる健一。
すると扉がノックされる音がして、健一の上司の猪瀬(木村祐一)が賑やかに入ってくる。
「いやいや、どうもどうも、阿相社長!」
普段見た事もないくらいに低い腰で応対する。
阿相も猪瀬が来た瞬間、椅子から立ち上がり、にこやかに挨拶を交わす。
「これは猪瀬部長、高野課長にはいつもお世話になってます」
「ありがとうございます!それで阿相社長、新規のご契約をして下さるそうですが…」
「えぇ、契約金もご用意しました。うちは現金主義なんで」、と健一が持ってきた紙袋を叩く。
「じゃあこれ、1000万」中身を取り出し、紙袋の中から1000万を出して見せる阿相。
「おおー!!これはこれは」猪瀬が声を張り上げる。驚く健一。
「あ、いや、ちょっと待ってください!こ、このお金は、あの…」
猪瀬があたふたしている健一の前に立ち、「阿相社長!実に男らしい!私、憧れちゃいます!」、と阿相とがっちりと握手を交わしている。「いやいや」、と阿相も笑顔を見せている。
そんな二人の後ろで、動揺を隠せない健一。

スポンサーリンク


───

場面は変わり、警察署。
幼児連続失踪事件合同捜査本部、と看板が立つ部屋の前を、津久井や和樹、荒又が歩いてくる。
壁に寄りかかり、ベンチで力なく座っていた亜紀はそれに気付く。
慌てて立ち上がり、駆け寄る亜紀。和樹は下を向いたまま歩いてくる。亜紀は和樹の顔を見る。
「終わりました。もう帰っても大丈夫ですよ」、と荒又が優しく言う。
「あぁ、」慌てて深く頭を下げる亜紀。
「ただ、お母さん、」と津久井が口を開く。
「息子さんとはよく話し合った方がいいですよ」
亜紀は津久井を見る。
「和樹くん、10月29日はどこにいたのか、どうしてもお母さんには話したくないって言うんです」
「どういうことですか?」
和樹は来た時からずっとうつむいたまま。亜紀は和樹を見ながら津久井に問う。
「和樹くんは…」、と津久井が口を開くと、
「それは俺たちの仕事じゃない」、と荒又が割って入る。
「まぁ、あとはお父さんも交えてご家庭でよく話し合ってください」
静かに頭を軽く下げる亜紀。
荒又は津久井を呼び、二人は歩いて行ってしまう。亜紀はその後ろ姿に深くお辞儀をする。
お辞儀から体を上げた亜紀は和樹に向き直る。
和樹も亜紀を見た。
「和樹、」と亜紀が声を掛けた瞬間、目を逸らした和樹。
亜紀が和樹のそばにより、腕を掴もうとすると、それをするりとかわす。亜紀に触られるのを拒む和樹。
亜紀を気にせず、スタスタと歩き出してしまう。顔をしかめ、その後ろ姿を見詰める亜紀。
急いで後を追う。

───

街中にいる弓子(松嶋菜々子)。黄色い花束を両手に抱え、一人で歩きだす。
停まっているタクシーに乗り込んだ。
自転車でその様子を後ろからずっと見張っている生方(岩田剛典)。
タクシーは街中を走り出した。急いで自転車で追う生方。
そんな追いつけるもんかいなっ!!って突っ込みたくなったけど、都内ならあり得るのか?体操教室の先生だし??(笑)
車もいっぱい、歩く人もいっぱいな都内ならスピードはあまり出せないものなのか???
結局追いつけちゃった生方。
でも自転車で追い掛けてるシーンでは弓子の乗ってるタクシーの後ろには車、自転車一台、ひと一人いなかったけどなぁ(笑)。
弓子は後ろを自転車でついてくる生方に気がついていた。サイドミラーに生方が映っているのが見える。後部座席からサイドミラーって、ちゃんと全部見えるっけ???
またある街中に入り、タクシーはようやく停まる。
さすが体操の先生だけあってすごい体力だ!追いつけちゃった(笑)。
花束を抱えた弓子はタクシーを降り、街中を歩き始めた。
「銀座…?」
生方が呟く。街中に入り、自転車を降り、今度は自転車を押して追い掛ける。
ある角を弓子が曲がって行き、見えなくなった生方は焦り、歩みを速めた。
角を曲がると、弓子の姿がどこにもない。不思議に思い、歩みを進める生方。
すると横から弓子がすっと現れる。怒りのような表情でこちらを見ている。
するとすぐに弓子の隣に二人の警察官がやって来る。弓子は生方を指さして、その警察官に言う。「あの人です」
「えっ?」
二人の警察官が真っ直ぐ生方に駆け寄ってくる。
「きみ、ストーカー行為をしてるというのは本当か」
「はあ?」驚く生方。
それらのやり取りを見る事もなく颯爽と歩いて行ってしまう弓子。
「っくそっ…」そう呟く生方は警察官に背中を押され、無理矢理歩かされていく。

───

夜、警視庁西蔵前警察署。
「高野和樹は容疑者から外していいですね」、と津久井の声。
「いや、念のためリストに残しておけ」、と荒又。
二人は並んで廊下を歩いている。
「ウィッス」、と頷く津久井。
そんな二人の前を騒がしい人物が連行されて歩いてくる。
「俺はストーカーじゃありません!!」
警察官に腕を引かれ、声を荒げている生方だった。
「じゃあなんで彼女をつけた?」
「怪しいのはむしろあの女ですよ」、たまたまその廊下で足を止め、生方は大きい声で訴える。
「佐々木弓子っていうんです、調べてください」
立ち止まる生方を無理やり引っ張り、歩き出す警察官。
その言葉に反応する荒又。訴え続ける生方と警察官、荒又と津久井、二組は廊下ですれ違う。
「まずはあんたの取り調べが先だ」、と警察官はピシャリ。
うんざりしたように歩いていく生方。
「ササキユミコ…」
そんな二人の後ろ姿を見詰めながら、小さく繰り返す荒又。
「どうかしたんですか」、と津久井が聞くと
「ちょっと知った名前でなぁ」、と廊下に立ち尽くす荒又。
暗い部屋の鍵を開ける弓子が映る。いつもの暗いモニターの部屋に入る。
同時に荒又の声は続く。
「俺が強行犯係にいた頃、会った女だ。ある事件の容疑者でな」
弓子はモニターの前に座り、マウスを手にすると、テレビの音声を上げる。
すると高野家の声が聞こえてくる。
その日の夜の、高野家の夕食だ。
「お兄ちゃん、エビフライ、おいしいね」、とそら(稲垣来泉)の声。
モニターにはダイニングテーブルに並んで座るそらと亜紀、亜紀と向かい合って座る和樹(佐野勇斗)の姿がある。
和樹は何も反応しない。反抗的な表情のまま一言も発することなく、もくもくと食べている。
「ママ~、お兄ちゃんどうしたの~?」
笑顔で首をかしげて見せる亜紀。
ふいに携帯が鳴り、和樹はスマホを見る。表示には新着メールあり、とある。
無表情で携帯を見ている。
スープを飲みながら、和樹の様子を見ている亜紀。
しばらく考えてから、器を置き、意を決したように亜紀は和樹の名前を呼ぶ。
「和樹」
和樹は顔も向けない、返事もしない。
「お父さんが帰ってきたら、ちゃんと話しなさいよ」
携帯で何かを打っている様子。
「それからね、覚えときなさい。お母さんこう見えてもしつこいの」
その言葉に反応を見せた和樹。亜紀の顔をチラッと見る。
「あなたがどんなにそっぽを向いても、こっちを向いてくれるまで諦めないから」
和樹の目を見て、真っ直ぐに言う亜紀。少し動きを見せた和樹だったが、また携帯に目を戻す。
和樹を見つめ続ける亜紀。
そんな食卓風景をずっとモニターで見ている弓子。
モニターが画面には1026-11-8 19:29:17

───

一方、場面は変わり、夜の雑木林のようなところで、何人かの少年たちが土を掘り起こしている。
「和樹、この辺だって言ってたよな」
よいしょー、複数人の少年たちが土を掘り、大騒ぎしている。
あぁ!あんじゃん!
これこれこれ!
土の中に何かが入った袋のようなものが埋まっている。興奮しながらその袋を開ける少年たち。
うわああー!めっちゃあんじゃん!
やるときゃやるなぁ、和樹!
うわっ!携帯とか入ってるー
それらは箱に入っており、どれも新品のように見える。口々に叫ぶ少年たち。
うっわああああ、すげー!!
良いから早くしまえよ
すっげえあんじゃん!売ったらいくらになんだよ、これ!?
少年たちは急いでそれらを持ち上げ、その場所を後にする。
それらを抱えて夜道を歩く彼らはとても興奮し、「全部俺がいただきー」、と笑い合っている。

───

夜、重い足取りでマンションに帰ってくる健一。
ふと携帯が鳴り、見てみると阿相からのメッセージだった。
『ケンちゃん、お疲れさん!今後もよろしく頼むわ!アソウ』
その言葉を読み、さらにうな垂れる健一。
「俺、どうなっちゃうんだ…」
そう呟き、歩き出すと、前から女性が歩いてくることに気付く。その女性に気付いた瞬間、健一は表情を凍り付かせる。
その女性は弓子だった。「あら」、弓子は微笑んでいる。
驚き、声も出せない。弓子から視線を外せない健一。

───

「さっき言ってたササキユミコの調書ですか?」津久井が荒又の机を覗く。
供述調書に弓子の顔写真がクリップされている。
「美人っすね。なにやったんすかその女」、と津久井。

供述調書
本籍 不明
住所 東京都江戸川区葛西6-12-20
氏名 佐々木弓子
年齢 二十七歳
取調官 警視庁西葛西警察署 司法警察員
平成十三年十二月二十四日

とある。
「殺人だ」、と荒又。
「殺人!?」声を荒げる津久井。
『上記の者に対する  殺人  被疑事件につき――』の文字が映る。
弓子の顔写真を手に取り、荒又は言う。
「どうしてまた現れた?」

───

「お久し振りね」、微笑みながら健一に歩みを寄せ、立ち止まる弓子。
「弓子…」、健一はそうとだけ声を出すが、驚きの表情でいっぱい。
微笑んでいる弓子。
動けない健一。
亜紀は家で健一の分のご飯にラップをし、テーブルに置く。
弓子からのお花が映る。何かを考えている亜紀の表情。砂が崩れて、おしまい。

第5話≪完≫

感想

キターーーーーー!!
今度は旦那かーい!!
なんか旦那は旦那で怪しい事に肩貸しちゃってるし。引っ越してくる前はそんな大したことない普通の家族だったのに、ここ来てからめちゃめちゃ黒い疑惑の家族になってますなぁ。
和樹の盗撮は引っ越す前からみたいな感じだけど。
特に男ども、両者とも警察にお世話になりそうですね、これからまだまだ(笑)。
和樹窃盗もしてる?のか??
予想だけど、もし弓子の子供の死に亜紀が(直接的にでなくても)関係していたとしたら真っ黒すぎる家族やん!!??
でも次回予告いいですねぇ。
不思議な事があったでしょ、あれ全部私よ、と弓子が暴露してましたね。
その発言に亜紀、弓子に張り手かましてましたね。
ニヤニヤするわ~!亜紀、大反撃しろーーーーー!!(笑)
ってことで、また次回です♪