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『砂の塔~知りすぎた隣人』第4話ネタバレ&感想レポートその3!

『砂の塔』第4話ネタバレ&感想レポート セリフ全文!!その3!


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走って弓子に部屋へ行く亜紀(菅野美穂)。呼び出しを続けて押す亜紀。弓子(松嶋菜々子)が扉を開ける。
「そらがいないんです、知りませんか?」息を切らしながら亜紀が言う。
「今、取り込んでるのよ」、と弓子が迷惑そうに言う。
少しだけそこで待っててくれる?
そう言って玄関の扉を閉めようとする弓子だったが、亜紀は扉を掴み割り込む。
「聞きたいことがあるんです。失礼とは思いますが、弓子さん」
亜紀はそう言って一方的に話し始める。「昔、お子さんがいらしたのではないですか?」
何も答えない弓子。「そうなんですね?」
「…だとしたら、なに?」小さい声でそう言う弓子。表情がとても怖い(笑)。
扉を開いて、亜紀が言う。「私、前に、あなたに甘えたことを言いました。正しい母親が分からない、とか」
俯き、話しながら亜紀は言う。
「本当にすいません。許してください」、と頭を下げる。
「許す?」
弓子は言う。「なにが言いたいのか分からないなぁ。もし私が許さなかったとしたらどうなるっていうの?」
「…えっと、分かりません…」、目を泳がせて亜紀。
でも、私が、その立場だったら、あなたの立場だったら、甘えた母親に罰を下したくなるんじゃないかって。
「罰?」、と弓子。
「娘をさらって、困らせてやろうとか…」目を見て強気に言う亜紀。
しばらく間を置いてから「そうかもしれないわね」、亜紀から視線を外さずに弓子は言う。
驚く亜紀。
「そう思うかもしれない、あなたを罰したいと」
泣きそうな表情をこらえる亜紀。「そ、そらは、ここにいるんですね…」
「今は帰って」、強く亜紀を見据えて弓子が言う。
それを聞いて亜紀は弓子の部屋に押し入る。そらっ!と声を上げて周りを見渡す亜紀。
そんな亜紀の目に飛び込んできたのは寛子(横山めぐみ)たち何人かのママさんの姿だった。
フラワーアレンジメント教室の途中だったらしく、驚いてみんなが亜紀を見ている。
寛子が迷惑そうに言う。「一体、なにごとなの?」
亜紀は弓子を見る。
「そらちゃんがいなくなってしまったらしくて」、と弓子が返す。
「だからってなんでここへ?」、と寛子。亜紀は部屋中を見渡し、探している。
「そらがここに居るかもしれないんです」亜紀は強気に答える。
ざわめくママさん達。「正気?弓子さんが隠してるとでも言いたいわけ?」、と寛子。
亜紀は奥にある扉を見る。
「そこの部屋には何があるんですか」、と弓子に言う亜紀。その言葉に亜紀を見る弓子。
寛子が言う。「そこがなんだと言うの」
「娘はそこの部屋にはテレビ画面みたいなのがあって、よそのお宅が見られるようになってるって言うんです」
亜紀のその言葉に笑いだすママさん一同。
「可哀想、ついに妄想しか見えなくなったのね」、と寛子が笑う。
「妄想じゃありません。そらがそう言ってたんです」
弓子は黙っている。
「弓子さん、だったらそこを開けて差し上げたら?」、と寛子。明らかに躊躇しているような表情をする弓子。
それに気付き、強気な表情で亜紀はその部屋の方に進み、ドアを開ける。ここでまたまた溜めつつCMへ(笑)。

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強気に扉を開ける亜紀。しかし、その部屋にはなにもなかった。エアコンと、小さな収納があるだけだった。その小さな収納扉を勢いよく開ける亜紀。しかしその収納も中身はからっぽだ。呆然とする亜紀に、弓子が後ろから声を掛ける。部屋の入口に立っている。
「これでいい?」
嘘…、と亜紀がこぼす。
「確かにここで見たって…」
「ここにはずっと何も置いてないわ。夫が帰国した時のための部屋だから」
打ちひしがれる亜紀だったが、すぐに思い立ち、走り出す。出ていく亜紀に弓子は話し出す。
「そらちゃんがどこにいるのか、実は私知ってるの」
それを聞いて、亜紀は振り返る。
弓子は自分のスマホを操作し、どこだかに電話をかけ始める。
「もしもし今へいき?よかったら少し様子を見せて欲しいんだけど」、と弓子は電話の相手に言う。
亜紀は黙って見ているしかない。
そして弓子のスマホを渡される亜紀。受け取ると、テレビ電話の画像が映っている。その映像は幼稚園の園服のままのそらの後ろ姿が映っている。驚く亜紀。ゾウを見て嬉しそうに飛び跳ねているそら(稲垣来泉)だ。きっとここは動物園だ。
そら、と呼びかけられ、振り返って笑顔のそらが映っている。
「そらちゃんは和樹くんと一緒よ」、と弓子。
そらをスマホで撮りながら浮かない表情でいる和樹(佐野勇斗)。
「レッサーパンダ見に行こう」、とそらに言われると急いで笑顔を作る。
「どうしてお兄ちゃんと一緒に?」、と困惑する亜紀。
「和樹くんがね、動物園に行けないそらちゃんが可哀想に思ったんですって。だから代わりに自分が…って」
レッサーパンダを見て笑っている二人が映る。和樹はそらを抱っこしてやっている。
「なんでそれを弓子さんが?」
「お金をね、少しだけ貸してあげたのよ。和樹くんに頼まれて」
呆れたようにため息を落とす亜紀。
「和樹くんにも考えがあると思って亜紀さんには黙ってたの。でもまさかこんなことになるなんて…。ごめんなさい」、と頭を下げる弓子。そのやり取りをずっと見ている寛子たちママさん集団。
「謝る必要ないわ」、と寛子。
「そもそも子供の気持ちが分からない母親の方がどうかしてる。自分の母親としての至らなさを棚に上げ、弓子さんを誘拐犯だと決めつけた」
寛子の方を振り向く亜紀。
「あなたは母親失格よ」、と寛子。
何も返せず落ち込む亜紀。それを見ている弓子。
って、寛子、お前のせいだろ!!動物園は!!よくもそんなセリフが言えるもんだな!!(笑)

───

夕方、タワーマンションの前の芝生でベンチに座っている亜紀。
「楽しかった?」、と和樹の声が聞こえてくる。
「レッサーパンダ可愛かった~」、とご機嫌なそらの声も。
「可愛かったね、また行こうね」
和樹がそらを肩車して芝生を帰ってくる。
落ち込んでいるようにベンチに座っている亜紀に気付いた和樹は足を止める。
「ママ~!」
そらの叫び声に気付き、亜紀は顔を上げる。
肩車から降りたそらは亜紀のもとへ走り出す。そして強く抱き合う二人。
和樹が近づくと亜紀が語気を強めて言う。
「どうして勝手に連れて行ったりしたの?」
「そらが言ったんだよ」、と和樹。
驚く亜紀。
「ママはお友達と大変で可哀想だから、のんびりさせてあげたいって」
「そらが?」
怪訝そうな表情でそらを見る亜紀。そらは何も言わず、下を向いている。
「つらいのは母さんだけじゃないから」
そう言って亜紀を通り過ぎて和樹は帰っていく。行こう、そら、と。
一人になった亜紀は顔を歪ませる。

───

場面は変わって体操教室。子供たちの出席表。『そら』の欄には欠席の文字。
一人汗を拭く生方(岩田剛典)。

───

夜、健一(田中直樹)が帰宅する。「なんだよ、もう!」
怒りを露にしている。膝の上にそらを乗せている和樹は二人のやり取りを気にしている。
「こっちは出張先にクライアント置いてきたんだぞ。勘違いっていい加減にしてくれよ!」、と亜紀に迫っている。
ごめんなさい、と健一に頭を下げている亜紀。
「まったく、これでまた社長に借りが出来ちゃったじゃないか」
「えっ?」
「とにかく、そもそもご近所とこじれたりしなければ、こんなことは起きなかったんだろう?」
健一が缶ビールを開ける。健一は最悪に機嫌が悪い。
なにも言い返せない亜紀は調理途中のフライパンに戻る。
「なんでもっと上手くやらないんだよ、ママ友くらい」
その言葉に傷つく亜紀。「ママ友…くらい…」
ため息が出る。健一はビールを煽っている。
「私だってうまくやりたいと思ってるよ。ママ友くらい」
「だったら頼むから頑張ってくれよ」、と苛立つ健一。
「頑張ってるよ、私だって!」、と叫ぶ亜紀。
でももう、頑張っても出来ないのよ、もう!どうしたらいいかわからないのよ!
「おいおい、勘弁してくれよ」
騒ぎ始める二人に気付いたそらが後ろを振り返る。それに気付き、和樹はそらを抱き上げ、自分の部屋に連れて行く。
「こっちは疲れてんだよ」
「私だって疲れてる」
「そっちはただの家事だろ?こっちは仕事なんだよ!」
その言葉に引っかかった亜紀は泣きながらフライパンで調理に戻るも、とうとう頭を抱えて家を飛び出してしまう。
その様子をずっと見ていた和樹。

───

夜、外に亜紀はいた。上着も羽織らず出てきたため、体を擦っている。
ふと空を見ると大きな月。
一方、亜紀の家。台の上に置かれた弓子からのお花と時計が映る。時計は夜の9時を指している。亜紀以外の3人で夕食を摂っている。そらはポツリと言う。
「ねぇ、なんでママいないの?」
亜紀の席にはハンバーグがラップにかかったまま置かれている。
「ほら、ブロッコリーも食べなさい」、と健一。
「食べたら帰ってくる?」
「帰ってくるよ、だから食べなさい」
はーい、とそら。
「遅くない?」、と和樹が言う。
ほっとけよ、と健一。「子供をほったらかして出て行くようなママだぞ。」
そうだけど、と和樹。「こうして作ってくれてる。」
動きが止まる健一、4人分の料理を見渡す。
「こんな時でさえ晩御飯作っちゃうんだよ、母さんは」、と和樹。
黙り込む健一。ブロッコリーを控えめにかじっているそら。
「俺、捜してくる」
そう言って和樹は立ち上がる。
部屋に戻ろうとした時、ふいに和樹のスマホが鳴る。それを見て険しい顔になる和樹。
一瞬健一とそらのいる方を見やり、また画面を見詰める。

───

一方、亜紀は川の橋の所で月を見上げていた。
そこに偶然生方が通り掛かる。こういう偶然多いな!(笑)
「どうしたんですか、こんな時間に」
「そっちこそどうしたの?こんな時間に一人で」、と亜紀も返す。
「俺は…、独身だから」、と月を指さして言う。
「え?それ、関係ある?」、と二人で笑い合う。
いいじゃない、既婚者が一人で月見てたって、と亜紀が続ける。
いいですけど、生方はそう言って亜紀の隣に立ち、橋から一緒に月を見上げる。
しかししばらくしてから「でもやっぱりおかしくない?」、と生方。
「なにかあったんでしょ」
「ないって、何にもない」
「なんでいつも無理するかなぁ」
無理?私が?、と亜紀。
「してるじゃん、いつも。無理して笑って。友達とゴタゴタになっても平気なふりして」
「無理なんか、してない!」自分に言い聞かすように大きい声で言う。
大きい声に、生方が亜紀を見る。その視線に気付いて亜紀はおちゃらけて言い直す。
「無理なんかしてな~い」
だって、幸せだもん、と亜紀。
「幸せ?」、と生方。
し、幸せだよ、夫も優しいし、友達もいるし。子供達もママの事が…、そこまで言って、そこから先が言えない亜紀。
「ママの事が、だい…大好きって…」
顔を隠すように背を向けて歩き出した亜紀の腕を突然掴む生方。驚いて振り返る亜紀。
「俺は味方だから」生方は言う。
いや、なんていうか、俺だってなんかできる事あるっていうか…、もっと頼って欲しいっていうか。
「とにかく、亜紀さんの力になりたいんだよ。」
そう言って、自分のしていたマフラーを亜紀に巻いてやる。
「世界中が敵になっても、俺は味方だから」
まっすぐ亜紀を見詰めて生方は言う。
そんな生方を見ている亜紀。
見詰め合っている二人を遠くから見ていた和樹。
しばらくは動けずにいたが、やがて道を翻し、歩き始める。俯いていたがやがて遠くを睨みつけるように前を見据える。
自分の部屋の窓から月を見上げている弓子。手にはスマホを握っている。そして立ち上がる。
和樹がトボトボとマンションのロビーに帰ってくると、ロビーのソファーに座っていた弓子がいた。
「お母さん、やっぱりあの場所にいた?」
和樹が顔をあげると「何も言わなくていいわ」、と近付いてくる弓子。
「顔を見れば分かる」
なにか悲しい事があったのね、そう言って和樹の腕をつかむ弓子。

───

一方、場面は変わり、警察署。
一人でマンションのロビーから外に出てくる千晶ちゃんの映像を見返している刑事の荒又(光石研)。ピンクのボールを弄んでいる。
「どうかしたんですか」、と後輩刑事の津久井(上杉柊平)。
「千晶ちゃんは内緒のお友達とボール遊びをしようとした、ってことだよなぁ」
「それがなにか?」
カップラーメンを食べながら荒又。「内緒のお友だちとボール。子供じみてると思わんか?」
えっ?と津久井。
「犯人は例えば、未成年っていう線もあるんじゃねえか?」
未成年?津久井の言葉に突然、和樹の画面に切り替わる。
和樹の部屋が映る。机に置かれたたくさんの写真。その写真は幼稚園生と別れて煙草をくわえながらパチンコをしている女性が映っている。他にも家から親に追い出されている子供の写真など。コマ撮りのように連写されている。そしてそれらの写真の奥にはハーメルンの笛吹きの絵本が。

───

和樹を見詰める弓子、並んで月を見上げる亜紀と生方、順番に映り、砂が崩れ落ちる。

第4話≪完≫

いやぁぁ、ついてなさすぎ感がハンパないでしょ、亜紀さん!!
まぁ巧妙に仕組まれているんだから仕方ないんだろうけど。
でもちょっと自分的には納得いかないところが多かったかな、親として。
それは和樹が幼稚園からそらを連れ出した場面。
和樹が亜紀のお迎え時間前に突然園の門の向こうに現れたとして、喜んだそらが暴走するのは分かる。
突っ走ってついて行くのは分かる。
でも動物園にいたそらはしっかり帰り支度は出来ていたみたいだったから、帰り支度が出来ている時間に先生が誰も外の門付近にいないってのもちょっと謎ですよね。
だって小さい身体で教室から外の園の門まで一人で椅子を運んでったんでしょ?その間、教室から門までの道のりに子供、先生誰一人いない状況なんてある?見かけないなんて。帰る時間ではない時間だったとして、教室に帽子やカバンを取りに帰ってたんならなおさら誰かいるはずじゃ??教室に戻ったはずでしょ?この一連の流れを誰も目撃していないなんて。
正面の門ではなく、普段誰も使わないような裏門なら先生はそこには滅多に行かないだろうし、でも開け方は園児なら覚えちゃうかもしれない。だからその線では可能かもしれないけど。でもそんな裏門へ行くなら距離は結構あったはずだけどなぁ。誰一人合わない経路なんてあるのかなぁ。

それで問題は和樹。
最悪、先生とか誰にも断りを入れない、挨拶もしない、という不愛想高校生和樹だったとしても、和樹がこれら全部が終わるまで亜紀に連絡一本入れない親子関係なんてあり得ない、と我は思うのだが、どうでしょうか(笑)。
楽しくて忘れてた?まして、帰ってきた和樹を怒る亜紀も甘い。
母さんの事を思いやってゆっくりして欲しいみたいなことを言われたって、あの場面ではしっかり怒らなくてはいけないんだと思うんだけどな。
あなたたち二人の行方が分からなくて、どうして母親の私がゆっくり過ごせると思ったのか、と。
ゆっくりして欲しいと思うならしっかり先生にそう伝言を伝えなさい、と。誰にも何も言わず、どうしてそう思えたのか、と。
気持ちはとても嬉しいけど、考えが甘すぎる、と。自分なら怒る気がする。高校生なら理解できるはずだから。
あと、勝手に他人から(弓子)お金を借りたことも怒るなぁ。
例え、弓子から言い出して貸してきたとしても、絶対に受け取ってはいけない、と自分なら普段から指導しますね。
それからもう普段から体操教室に連れて行ったりしてくれていたけど、出掛ける時は念を押します。電車やバスを使うなら特に。
行った動物園が近場にあるのかどうかは知らないけど。
小さい子を連れて歩くときは本当に注意すること、命を預かっているんだと、良く言い聞かせます。
普段からそれを強く言っていたら、簡単に連れだすようなことはしないし、連れ出しても絶対に亜紀に連絡を入れるはず。
動物園とは言う必要などないのだから、そらは俺と一緒にいるからもう少ししたら帰る、だけでも良いわけだから。
ちょっと亜紀も普段から詰めが甘いのか。
ちょっと納得できない部分が多かったかなぁ。
でも帰って来た健一とかなりな喧嘩で、自分が黙ってそらを連れ出すってことがこんなに大事になるんだと初めて強く思い知ったのかもしれませんね。まぁ、生方と見詰め合っている亜紀を目撃しちゃってそんな申し訳なさも吹っ飛んじゃってどこへやらでしょうけど(笑)。
さて、次回では生方の活躍で、なんだか核心に迫って行きそうな気配でしたね。
直接対決、とかって書かれていましたね。見ていると免疫が下がるドラマだけど(笑)、次回をお楽しみに~!!