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『砂の塔~知り過ぎた隣人』第2話ネタバレという名の完全レポート!【後編】

2016/10/21放送 菅野美穂、松嶋菜々子出演の金曜ドラマ『砂の塔~知り過ぎた隣人』第2話ネタバレという名の完全レポート!セリフ全文!!その2


第2話前編はこちらから

健一の会社。
アソウパートナーズとの契約が取れた報告をする健一(田中直樹)。
喜ぶ猪瀬(木村祐一)はこれで転勤の話はなしだな、と微笑む。
安堵する健一だったが、手付金が用意出来ない事を伝えると猪瀬の表情が一変。
どうしても今日中に10万だ、と凄む。

弓子(松嶋菜々子)の部屋。
やかんの蒸気で出来た曇りに指で絵をかく弓子。
健一がATMの前に立っている。上司の猪瀬の言葉や阿相とのやり取りが頭を巡る。
「ちょっとの間だけだ」と一人で頷き、自分の口座からの10万を自分の会社へ振り込む健一。
そして名前を訂正し、アソウパートナーズと打ち込む。
曇りに書いた絵はうさぎの顔。書いてすぐに消した弓子。

寛子(横山めぐみ)から大量のおむつを受けとる亜紀(菅野美穂)。
「これ、ダイパーケーキ用のおむつね」と寛子。
今夜中に試作作って、私に写メ送ってね、と。「あと、」と続ける寛子。
先ほどは生方コーチと何を話していらしたの?もしかしてお知り合い?と。
いえ、と慌てて否定する亜紀。体操教室の勧誘をされてただけです。
「なら良いけど。粉をかけないでちょうだいね。彼はね、私の持ち物なの」と微笑む。

部屋に戻ると亜紀の母(烏丸せつこ)が勝手に上がっている。そらちゃんが鍵開けてくれたよ~、と。
帰って下さい、と亜紀。
私はあなたみたいな母親にならないために頑張ってるの、と。あなたみたいな恥ずかしい母親に。
その様子をすべて監視カメラを見ている弓子。ふいに立ち上がる。

部屋の掃除をしている亜紀。
母とのやり取りを思い出し、気が滅入る。コップをこぼし、絶望を感じる亜紀。「寛子さんに断ろう」
部屋を出ると弓子が目の前に。
「ケーキ焼いたの。お茶でもどう?」と。
そのまま亜紀の部屋へ。
頭ではやらなきゃいけないって分かってるんです。でももう体がついていかなくて。
話す亜紀をよそに、弓子の目はウブカタと名前のついたタオルを捕らえている。
そして「ガッカリだな」と呟く。
分かってます、自分でも、と亜紀が言うと、弓子は立ち上がって言う。「そうじゃなくて」と。
「家事も育児も完璧で、その上ママ友の仕事まで完璧にこなそうなんて無茶よ。困ってたならもっと早く私に相談してくれたら良かったのに。そのための友達でしょ」と。感動する亜紀。
赤ちゃんを迎える支度って、実はこれでも詳しかったりするの。欲しかった時期もあったから、とおむつを手に取り、慣れた手付きで作業を始める弓子。ありがとうございます、と亜紀。
夜まで続く作業に、和樹(佐野勇斗)が助け船。そら寝かすよ、と。ありがとうお兄ちゃん、と亜紀。
ベビーなんとか俺も手伝おうか?日曜日だし、料理並べるくらいなら手伝えるけど、と和樹。
なんて良いヤツ~!!ほんとどこまで良いヤツなんだぁ!
よし、みんなで頑張ろう!うん!と一致団結する高野家族。

50階、寛子の部屋。
弓子の協力のお陰で完成したおむつケーキの写メを亜紀から受け取る。
ふ~ん、なかなか良いじゃない、と寛子。するとふいに寛子の携帯に着信が。「もしもし?」

そしてとうとうベビーシャワー当日。
安定期に入ったという同じタワーの直美は華やかさと手の込んだ会場の作りに感動している。
喜んでいる直美を見て嬉しくなる亜紀。ふと弓子と目が合い、ピースサインを送る。
それを確認すると弓子は帰っていき、その姿を見送っていると、パパの会社のケータリングのお料理に興味を持ったママさんたちに声を掛けられる。全部オーガニックなんですよ、と亜紀が説明する。なかなかよさそうね、とママさん達の評判も上々。
ジュースをママさんたちに配っている和樹も嬉しそうに「良い感じじゃん」と亜紀に目配せ。
お兄ちゃんたちのおかげだよ、と喜ぶ亜紀。

するとそこに遅れてやって来た寛子。
寛子に亜紀が挨拶をすると、なぜか寛子はそれを無視。不思議そうに思っていると寛子はふいに話し始める。
皆さんにお話したい事があるの、と。
「今日の素敵なベビーシャワーは亜紀さんの頑張りによるものです。皆さん拍手を。」
周りのママさんもみんな笑顔で亜紀に拍手を送る。恐縮し、頭を下げる亜紀。和樹も満足そうにそれを聞いている。
拍手が治まるのを待って寛子がまた話し出す。
私なにも知らなかったの。あなたが歩んできた壮絶な生い立ちに比べたら、私なんて何もなくて恥ずかしいくらい、と。
「えっ?」、と亜紀。
お若い頃、ご苦労をされたらしいわね、と続ける。
目が泳ぎ、顔がひきつる亜紀。
「皆さん、実は亜紀さんのご実家は下町のクリーニング屋さんだったそうです。お父様はバブル景気の波に乗って多店舗展開したものの資金繰りに困って倒産。借金返済に苦労されたそうです。しかもそのお父様が亡くなられたあと別の男性に走ったお母様に捨てられて、亜紀さんは一人で色々なアルバイトをしながら生きてきたって言うんです。」
周りのママさん達も目を合わせたり俯いたりしながら、ただ事じゃない空気を感じ取り始める。
今日のこの会もこれまでの亜紀さんのご苦労を思えば別の意味で感慨深く感じます。そんな亜紀さんと直美さんの健やかなご出産とご多幸をお祈りして、乾杯!寛子はそう言ってグラスを上げる。
息遣いが荒くなる亜紀。
どうしてこんな事を…と静かに問う亜紀。寛子は言う。
「私はね、嘘が嫌いなの。」
「嘘?」
「生方コーチと知り合いじゃないと言ったのは誰?彼の隣のお姉さんがあなただったなんてね。私ね、こんな侮辱されたのは生まれて初めて。」
そう言ってケータリングのお料理をわざと床に落とす寛子。
みんなが注目する。
「ごめんなさい、手が滑ってしまって。亜紀さん掃除して下さる?アルバイトのご経験が豊富なんでしょう?だからお願い」
みんな目を伏せるママ友たち。
「なんなら時給をお支払いしても良いわよ」
唇を噛み締める亜紀に、そら(稲垣来泉)がやってくる。「ママ、苛められてるの?」
じっとやり取りを見ている和樹。すると寛子がそらに言う。
「違うわよ、そらちゃん。ママはね、お友達のために喜んでお掃除してくれる素敵な人なの」
もう、寛子さんたら、気を付けて下さいよ、と震える涙声で言いながら、床に落ちたお料理を拾う亜紀。
するとまた新しいトレイも目の前にわざと落とす寛子。「あら、ごめんなさいね」

外の風に当たる亜紀。
健一からの着信を取る事が出来ない。
すると偶然通りかかった生方が焼き芋を差し出す。
いやいやいやいや、そんな何回も偶然に通りかかります?(笑)この二人ばったり会いすぎでしょ!!
昔、生方が落ち込んでいた時に焼き芋を亜紀が買ってくれた思い出があるため、わざわざ生方は焼き芋を買いに探し回り、戻ってきて差し出したのだった。
「めちゃくちゃ旨いですよ」と、生方。へこんでる時は特にね、と。
二人で焼き芋を食べる。
俺の知り合いに高校生の女の子がいるんです。生方が言う。
その子遊びたい盛りのはずなのにバイトで一生懸命で。借金を抱える両親のために家計を助けたいらしくて。両親の事大好きだからって。
「へぇ~」
学生の時の亜紀さんのこと、と生方が言うと、亜紀は顔を上げる。
そのあと亜紀さんとお母さんとの間で何があったのかは知らない。でもあの頃の亜紀さんは一生懸命なお母さんを誇りに思ってる、カッコイイ姉ちゃんだった、と生方は付け加える。
「みっともなくてもいい、子供はちゃんと分かってる。一生懸命な亜紀さんを。」生方は微笑む。
泣き顔を堪えながら笑う亜紀。

マンションに帰ると外の芝生で和樹とそらが遊んでいる。
亜紀に気付くと和樹が立ち上がる。
「お兄ちゃん、そら、どうしたの?」と亜紀が声をかけると駆け寄ってくるそら。
「ママお帰り~!」
「お帰り、待ってたよ」との和樹の声に涙が溢れる亜紀。
一緒に部屋に帰ると、おうちの中が綺麗に整理整頓されている。
そらがママみたいにお掃除したいって、な?と和樹。ママ驚いた?とそら。
「そら、これからミルクこぼしたらどうするんだ?」
「あのね、こぼれたら自分で拭くよね。そらね、もう甘えん坊じゃないよ」
涙があふれてそらを抱き締める亜紀。
そらちゃん、このおうち好き?
うん、大好き。
うん、よし、分かった。
強くそらを抱きしめる亜紀。
そらちゃん、なんか急にお姉さんになったみたい、と笑っている。
そんな亜紀を見て満足そうに微笑む和樹。
お兄ちゃん、今日はありがとう、と亜紀が改まる。
うん。ちょっと出掛けてくるよ、良い夕焼けが撮れそうだから、と和樹は部屋を出ていった。
橋の上にいる生方の携帯が鳴る。
亜紀からのメールだった。
「航平くんへ
今日はありがとう
高野亜紀」
嬉しそうに空を見上げ、しばらくしてからもう一度「航平くんへ」の文字を見つめて微笑む生方。

夜、健一のオフィスから阿相(津田寛治)へ電話をかけている健一。
「試食の方は奥さま達の評価も上々だったようで」と切り出すと、すぐに大きい声を張り上げる。
「えっ?契約しない?」
するとベランダで喫煙している阿相が映る。
「それがさ、よく分かんないんだけど、嫁がヘソ曲げちゃってさ。正直俺も面倒くさいのとか勘弁なんだわ」
頭が真っ白になって固まる健一。
「だからさ、嫁の機嫌が直るまでさ、契約は見送らせてよ」
靴の裏でタバコの火を消して、タバコをポイ捨てする阿相。「じゃあまぁ、そういうことで」
切られた電話を握ったまま愕然としている健一に、後ろから上司の猪瀬が声をかける。
「アソウパートナーズとの契約の残りの190万、残金入るのいつだっけ?」
答えられない健一。

一方、夜の駅のシーン。
おなかすいたぁ、と嘆く橋口成美(川津明日香)。
一緒にいた同級生が言う。ねぇねぇ、あれ転校生くんじゃない?
成美が見てみると、確かにそこには和樹が。頭が金髪の集団と待ち合わせしていたようだった。
「うわ、なんか悪そうな奴らといるじゃん」
悪そうな集団とけだるそうに歩いていく和樹だった。

荒又と津久井が車で走っている。
「分かりました。すぐ行きます」と電話をしている荒又。
「どうしたんですか」
「聞き込みで犯人を見たという花屋が現れた」

段ボールを捨てに玄関に降りると、イルカの風船を持った子供たちの手をひいた寛子たちや梨乃(堀内敬子)たちとバッタリ。
顔を合わせられない亜紀。
亜紀が動けずに固まっていると知らなかったの?と梨乃。
ベビーシャワーの打ち上げだったのよ、と。表情が固まる亜紀。そらは風船もらえないの?とそら。
寛子は亜紀を無視して足早に通りすぎて行った。

花屋に着く荒又と津久井。
他の刑事も花屋の店員に聞き込みをしている。この花屋のオーナーだと思われるおじいさんに質問をする津久井。
「確かに犯人を見たんですか」
「はいはい、見ましたよ」
「どうして犯人だと思ったんですか」耳の遠いおじいちゃんに大きい声で質問をする荒又。
「大きなマスクして黒い手袋して買ってったの」黄色いカーネーションを指差す。
すると黄色いカーネーションの花束を抱えた弓子が映る。部屋に帰ってきて光る留守電マークを押すと、音声が再生される。
「もしもし、寛子です。昨日はありがとう。亜紀さんの素性は大体想像ついてたけどまさか生方コーチの幼なじみだったなんてねぇ」

色白で細身でだったから、と再び花屋のおじいちゃんの場面に戻る。
女かなーと思ったんだけど、と話す。
「けど?」
ありゃあ男だな。
「男?本当だな?」荒又に制される津久井。そう慌てるな、落ちつけ。
子供に警戒されず近付いて、ママ友のネットワークにもしれっと紛れ込んでるって、男じゃあ…と混乱している津久井。
荒又は言う。犯人が女でも全部一人でやったとは言い切れん。共犯者がいれば話は別だ、と。

公園のような外の、どこだかの壁にスプレーでなにかを書いている人物が映る。黒の帽子を目深にかぶって、コートを羽織っているようだ。性別までは判別できないその人物がスプレーを噴射している。
黄色いスプレーを使ったのか黄色いカーネーションが描かれている。その隣りには文字。
そしてその人物の歩いていく後ろ姿が映し出されている。
ソファーに寝転ぶそらを監視カメラで見ている弓子。そのテレビ画面越しにそらを指で撫でている。
画面はまたスプレーの文字に戻る。文字にはこうある。
≪愚かな母親に罰≫
ソファーで寝入ったそらに毛布をかけてやる亜紀。

第二話《完》

ちょっと感想

これちょっと違和感ありません?
なんで弓子は寛子の味方をしたんだろう?
わざわざ亜紀を陥れるために寛子に入れ知恵を?
ハーメルン事件とかこれまでの解釈で言えば、若い男にうつつを抜かしているのは寛子側だし、逆に制裁を加えるべきは寛子の方じゃないかと??
友だちなのに裏切られたから??
男と二人で笑いあってたり、そういうことする人じゃないと思ってたのにって、がっかりしたから?
でも別にそれ以上何もしてないのに?尾行してたり、こそこそ嗅ぎ回ってたなら子供たちの為に一緒に探してくれただけだってすぐわかっただろうに。
それに亜紀は今のところ子供達を蔑ろになんてしてないし、罰を与える対象ではないよね。
これ違和感だなぁ。まぁちゃんと意味があるんでしょうけど。

このカメラワーク的に、弓子が怪しいのはもう大前提として、もし共犯者的にもう一人重要な人物がいたとして、それがお兄ちゃんの和樹だったとしたら。お兄ちゃんは個人的に亜紀に恨みがあって、ずっと復讐的な事がしたくて弓子に手伝ってもらってる的な?
そらばかりを可愛がる亜紀が許せなくて、同じような小さい子供腹いせに狙ってるとか?それにしては3件は多いし、ただの悔しさだけでその一線を越えられるものか。相当強い恨みや憎しみなんかがないと続かないよね、あとは神の啓示だとか使命だとかさ、そういうレベル。ただ憎い、嫌いだけじゃここまでは普通の人間にはできませんよね。

だからこれは母親に制裁というテイの、亜紀への復讐劇?ってな感じかなぁ。
本当に亜紀とお友だちだというならば、事情を聴いた弓子が一番に制裁に走る相手は、亜紀の実母、久美子だろうに(笑)。
でもそこまでは関係ないと思うからやらないんだろうなぁ。
じゃあ今までの三人には何か弓子に直接関係があったんだろうか?と言われるとそれも謎。
亜紀たちの前に住んでいた人も母親だったのか、タワマンカーストによる自殺だったのか、弓子は関係していないのか?
う~ん、まだまだ始まったばかりですからね。じっくり行きましょう♪♪