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『砂の塔~知りすぎた隣人~』第1話ネタバレ、感想という名のレポート!!

10/14金曜日 夜10時スタートのTBSドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人~』菅野美穂、松嶋菜々子出演 第一話 ネタバレ、感想という名のレポート!!

第1話
物語の始まりは、松嶋菜々子がお風呂場の掃除をしているシーンから。
どうやらタワーマンションではない古風な感じのお部屋。
血のついた子供服が床に散乱している。
汗をかきながら、その汗をぬぐいながらひたすら掃除を続ける。
見渡すとお風呂場中、一面血の海。
シャワーで流すのも追いつかないほどの大量の血の量。

都内に建つSky Grand Tower。
50階建ての超高層マンション。
そこへ今日、一組の家族が降り立った。
高野健一(ココリコ、田中直樹)、高野亜紀(菅野美穂)、高校一年生の息子、高野和樹(佐野勇斗)、幼稚園児の娘、高野そら(稲垣来泉)の4人家族だ。

カードキーでドア開くのを見て感動する一同。
コンシェルジュがロビーで対応、ご案内をしてくれる。
ホテルみたいだとはしゃぐ。

予約制で使えるパーティースペースがマンション内にあったり、ライブラリー(子供の勉強、ご主人の書斎などに使える)までもが完備されている。
また、昼間はカフェ、夜はオーナー専用バーラウンジもマンション内にあるという豪華さ。

各場所に防犯カメラが多数あり、それは各お部屋の中も。
パスワードを入力すれば家の中にいる子供、介護が必要な家族をスマホから見守れるシステムまで。

同じ時期、都内で子供の誘拐事件が多発していた。
童話『ハーメルンの笛吹き』にある、ハーメルンの笛について行き、そのまま消えてしまった子供たちに重ね合わせるように、ネットではこの事件をハーメルン事件と呼び、とても国民の関心の高い事件になりつつあった。

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引っ越しの翌日、幼稚園バスの集合場所である玄関へ急ぐ亜紀とそら。
下にはもうたくさんの母親たちが子供の手を引いて並んでいる。
挨拶をすると、そらが通う予定のしずく幼稚園の列ではなかった事が分かり、引き返そうとすると、最上階に住むという、どうやらここのマンションのボスママ的存在の女性(横山めぐみ)にチクリと言われてしまう亜紀。
超高層マンションの設備やら何やらにはしゃぎまくる高野家家族を見ていたようで、上野のアメ横でカメラをぶら下げている外国人かと思いましたわよ、と。ロビーはこのスカイグランドタワーのお顔ですから、くれぐれも気を付けてね、とチクリ。
幼稚園のバスを見送った後、みんなで引き返してくる際、亜紀は先ほどのママさん達から話を聞く。
このマンションは上に行くほど分譲金額が高くなっているため、階数である程度の生活レベルが判断されてしまうがゆえに、この中でのヒエラルキーが決まってしまうという。自分の部屋の回数が自分の名利代わりになるというのだ。
「上手くやった方がいいわよ、ママが嫌われると子供もお友達出来ないからね」
と、色々よく教えてくれたママは橋口梨乃(堀内敬子)、45階。夫婦でハーバード大学出身。
でもこの人がなんだか良い人そうだった。

さきほどのボス的ママは阿相寛子(横山めぐみ)、最上階の50階。
子供は太っちょ俊介くん。

その同じ日、ロビーで落とした花を拾ってあげたことから、亜紀はある綺麗な女性と知り合う。
佐々木弓子(松嶋菜々子)というその女性は自宅でフラワーアレンジメント教室をやっていると話し、その時も両手に抱えきれないほどのたくさんの花束を抱えていた。
約一ヶ月前に引っ越してきたと話し、同じく引っ越してきたばかりの亜紀は親近感を抱く。

同じくその日、同じマンションのママさん達に誘われ、集まりに参加する亜紀。
みんなでゆっくりお茶をしながら色々語り合う憩いの場。
すぐ隣りには子供たち専用のキッズルームが完備されているので、安心してお喋りが出来る。
そこへ二の腕くんと呼ばれる配達員が通りかかる。ママさんたちは一斉に黄色い声で挨拶をする。
若い男性でマンション内に配達でよく出入りしている人なのだとか。
騒いでいるママたちを尻目にニヤリとするひとりの女性(ホラン千秋)が映る。

隣りのキッズルームでのやり取り。
寛子の息子の俊介が言う。「そらちゃんちは何階?」
そらはお菓子を食べながら答える。「え~っと、25?」
するとそのメンバーの中の、45階に住んでいる美央ちゃんが言う。「うちは45階だよ、悠太くんは?」
メガネをかけた悠太は弱弱しく「うちは二階…」と呟くと、周りの子供たちが一斉に噴き出す。
続けて俊介が「僕は50階の最上階。だから一番偉いの」と。
う~ん!くだらん!!(笑)
その日の夕方、買い物の帰りに、亜紀とそらは偶然、悠太のママが浮気している現場を目撃してしまう。
相手はどうやら配達員の二の腕くん。亜紀は知らないふりして通り過ぎたかったが、そらが「悠太くんのママだ!」と声を上げたので、偶然居合わせてしまった事がバレてしまった。お互い気まずい空気に。
このママは尾野綾香(ホラン千秋)、悠太のママ、部屋は二階。ミスコンに選ばれた事が心の支え。
一方、高校一年生の亜紀の息子、高野和樹は突然の転校で間もない事もあってか、新しい高校やクラスの仲間たちにまだ馴染めずにいた。

亜紀の夫、健一の会社では上司の猪瀬(木村祐一)に嫌味を言われてしまう。
上司を差し置いてタワマンか、セレブの仲間入りか、と。
ただでさえこの不景気で会社自体の業績も振るわない時期なのに、そもそも能率も悪いお前なんかがな、と言わんばかり。
がっくり落ち込む健一。
翌日のママさんランチ会に呼ばれた亜紀。
なんとオーガニック専門のケータリングをビッフェ方式で。豪華すぎるランチに気圧される亜紀。
しかも会費は一人5400円。
部屋から出て自分の財布を確かめる亜紀だったが、ばったりと綾香と出くわす。
そして綾香に壁ドンされて「この間の事誰にも言わないでね。友達でしょ?」と迫られる。
そのランチ会の中、さりげなくみんなの自慢大会が始まる。
橋口梨乃さんちはご夫婦でハーバード大出身、寛子さんはご主人は会社経営で、寛子は地域の活動で都知事から表彰されたりしている、とか。綾香はミスコンに選ばれた、とか。
そこへ佐々木弓子がやってくる。
フロントにお客様が来ていたみたいだと亜紀へ告げる。
そのお客とは久美子(鳥丸せつこ)、亜紀の母親だった。お金をせびりに来たが亜紀に会えず、ロビーで大声をあげていた。
派手で品性のない女性だ。怖い顔で帰れという亜紀に、久美子は言う。
「まだ昔のことを怒ってるんだね。確かに父さん死んだ後、あたしはあんたを置いて男と逃げたよ。でも仕方なかったんだ。借金取りから逃げるためだったんだから。そうでもしなかったらあんたが大変な目に遭ってたんだよ」と。
そんな久美子に亜紀は封筒を渡し、本当にもうこれで終わりにして、と伝える。
「あたしはあんたの母親だよ?」
亜紀は「都合のいい時だけ母親面しないでよ」と凄む。
お金を受け取った久美子は「また来るよ」と残し、その場を去る。
それをじっと見ていた弓子だった。

ある刑事、荒又(光石研)と若手刑事、津久井(上杉柊平)のラーメン屋のやり取りのシーン。
子供連続失踪事件の三人目の被害者の子供の母親は浮気をしていた。
二人目の被害者の母親はパチンコのギャンブル依存症、一人目はネグレクト、子供を放ったらかして夜遊び放題の母親だった。
これらは無関係だとは思えない、と荒又は話す。
いつも被害者の失踪場所に添えてあるお花、黄色いカーネーション。
黄色いカーネーションの花言葉は「軽蔑」。
狙われた子供たちの母親にはみんな問題があった。これは意味のある使命なのかもしれない。
天罰をくだすつもりなのか。荒又は言う。
「犯人の目的は、軽蔑すべき母親たちを罰すること。」

夕方、亜紀の部屋の真上の部屋にご挨拶に行くと、そこは弓子の部屋だった。
弓子の部屋はお花がいっぱい。プリザーブドフラワーを紹介する弓子。
プリザーブドフラワーとは生花を特殊液の中に入れて、水分を抜いて乾燥させたもののこと。
世話をしなくても枯れない、とっても便利なお花。
なぜかそらは弓子を怖がり、亜紀の後ろに隠れたままった。
フラワー教室の話になり、亜紀が弓子を凄い凄い!と言うと、弓子は言う。
「ちゃんと子育てしてるお母さんの方がずっと凄い」と。
話は流れてハーメルン事件のことになり、怖いですよね、と亜紀が言うと弓子は言った。「大丈夫よ」と。
「母親がちゃんと見守って、ちゃんと子育てしていれば大丈夫」。

ある日、マンション内のいつものママさんメンバー達に誘われて、亜紀とそらはキッズの体操教室の見学に。
いつものお友達たちがみんなで体操しているのを見て、そらもやりたい!とそらは声を上げる。
ママさんたちのお気に入りのコーチがいるというので見ると、亜紀には見覚えのある顔があった。
コーチの方もすぐに気付き、亜紀に会釈している。
亜紀はハッとし、急いでそらの手を引き、引き返す。
急いで出て来たのに、コーチは追いかけてきて「亜紀さんですよね?」と。
「お久しぶりです。隣に住んでいた生方です。お母さんはお元気ですか?」
と、生方(岩田剛典<EXILE/三代目 J Soul Brothers>)は言った。
でも亜紀は「人違いじゃないですか」と眼を合わせず言い、その場を足早に去る。
家に帰ってから、泣き喚くそら。体操教室に通いたい、と。ママ友達に変に怪しまれるのを避けたい亜紀は悩む。
するとお兄ちゃんの和樹が体操教室の一日体験に連れて行ってくれることに。
お兄ちゃん、すごい良いヤツ。学校でとは打って変わって笑顔も爽やかで良い!
その日の夜、引っ越し荷物の中から古いネックレスを探し出す亜紀。
家の中でそんなネックレスしてどうするんだと問うお兄ちゃん。
ここのマンションの人たちみたいに、ごみ出しの時も頑張って綺麗にしてないとなの、と話す亜紀。
お母さんが嫌われるとそらやお兄ちゃんにお友達が出来なくなったりして困るからさ、と。
ふーん、とそっけない返事のお兄ちゃん。

いつものキッズルームでそらが本を読む。「ハーメルンの笛吹き」。
同時進行で弓子が映る。花を赤く染めている作業中の弓子。
本に気付き、取り上げる亜紀。「どうしてこんなものが…」
作業を終えた弓子はある部屋に入っていく。そこにもハーメルンの笛吹きの絵本が。
念願の体操教室へ通えたそら。写真を撮ってあげるお優しい兄ちゃんの和樹。
体操教室から帰る途中、二人は寄り道をする。和樹は言う。「サプライズだよ」と。
和樹と手を繋ぎ、嬉しそうに歩くそら。道に沿ってあるフェンスを触ったりしながらご機嫌に歩く。その後ろに人影が映る。
そらが触ったフェンスを、同じように触れながら後ろをついてくる、その女性は弓子だった。
家に帰って来た和樹とそらは亜紀のいつものカバンに小さな白い四角い箱を入れた。
「サプライズだから、しー!」とそらに示す和樹。
翌日、亜紀の歓迎会という名のランチ会へ行くと、なんとそこはいつものママさん達と知らない男性達との主婦合コンなるものだった。
寛子はこれは浮気じゃなくて、ほんの息抜きだと言う。男性たちが夜のお店で楽しんでいるのと一緒。適度な潤いがあるからこそ美しく優しい妻や母でいられるのよ、と。戸惑いながらも参加するしかない亜紀。時間が経つにつれ、みんなそれぞれ寛いだり、盛り上がったり。亜紀は一人でポツンとすわって過ごしている。
するとワインを飲んでいた綾香の暴走が始まった。30になるなんて見えないよね、と男性に言われた綾香が声を荒げる。
「30なんて言わないでよ、オバサンみたいじゃない!」と。
盛り上がって騒いでる綾香を見て、亜紀はお水を飲もう、と色々尽くすが、ほっときなさい、と止められる。
寛子たちが静かに話し始める。「だって綾香さんのお宅、二階でしょ。私達とは民度が違うから」。
いたたまれなくなって、その場を飛び出した亜紀。「なにやってんだろ、わたし」
ふと自分のかばんを見ると、小さい白い箱が入っていた。「あれ?なんだろう、これ」
ふとその時、合コンの中の一人の男性がついてきていて、このままどこか二人で消えない?と亜紀を引っ張って歩き出す。
亜紀は必死に抵抗したが、その時に転び、鞄の中身もぶちまけてしまう。小さい白い箱は橋の上から川に落ちてしまった。
その合コン男の捨て台詞。「その気がないなら合コンなんて来るんじゃねぇよ。いい歳したオバサンがみっともねぇ!」
ため息をつきながら鞄を拾っていると、体操教室のコーチ生方と再会する。
「やっぱり亜紀さんですよね」
生方は話す。「さっきの話聞こえました。昼間から主婦が合コンですか。家族にバレなかったら何やっても良いんですか。そんな人でしたっけ亜紀さん。正直ガッカリしました」と。
翻し、帰っていく生方に亜紀は声を荒げる。「あなたに何が分かるの!」
「確かにみっともないかもしれないけど、必死なの。これでも必死に母親やってるの!」
泣きそうな顔で帰っていく亜紀。その姿を見つめ続ける生方。
学校から帰ってきた和樹にそらが寄っていく。「まだママ気付いてないみたい」
不思議に思った和樹は亜紀に尋ねる。「鞄の中の白い箱見なかった?」
「あ、あれ、お兄ちゃんのだったの?」
「まさかなくしたの?」
「いや、なくしたって言うか、落としたって言うか…」と亜紀が言うと、「いいや」と和樹。
「何が入ってたの?大事なものだった?」と詰め寄る亜紀だったが、「いい。でもそのことそらには言わないでよ」と和樹。
それ以上聞くことが出来ず、戸惑う亜紀。
一方、綾香の部屋。飲み過ぎたのか機嫌の悪い綾香。
綾香の夫はネットのニュースを見ながら話す。
「うわ~、ハーメルン事件でさらわれた子供の母親って浮気してたんだって、ひでぇなぁ。」
一瞬動きが止まる綾香だったが、そのままキッチンで水を飲もうとするとスマホに着信が。
それを見た綾香は「なにこれ…」、夫はどうした?と寄っていくが、綾香は逃げる。
不審に思った夫は綾香のスマホを奪い取る。
翌日、いつものキッズスペースに行くと、何やらみんながざわついている。
なにかあったのか亜紀が聞くと、どうやら昨夜みんなにメールが送られてきた様子。
亜紀はたまたま見ていなかったようで、話を聞くと、どうやらそのメールには写真が添付されていたという。
あの時、亜紀たちが綾香の浮気現場に居合わせてしまったときの、綾香の浮気現場写真だった。
綾香の息子、悠太と子供たちが遊ぼうとすると、ママたちが制止する。こっち来なさい、と。
寛子は言う。「大人の節度が分かっていないのよね」
「いくらなんでもハメ外しすぎ」ママさんたちは口々に続ける。
その場にいられなくなった綾香は悠太を連れてその場を出ていく。
追いかけてきた亜紀に、綾香は言う。
「別に彼の事、本気だったわけじゃないの。辛かったのよ、二階だからってみんなにいつも見下されてるような気がして。だから彼といる時はざまあみろって、嬉しかった」と。
すると急に振り向いて「あんたでしょ、あの写真をばらまいたのは!」と叫ぶ。
「しらばっくれんな!あんたしか知ってるヤツいないんだよ!」と。あまりの剣幕に、固まる悠太。
思わず亜紀は悠太から離れた場所まで綾香を引っ張り、そこで話す。「私じゃない!」と。
怒りの治まらない綾香は興奮して言う。「あんたも結局低層だって馬鹿にしてるんでしょ」
必死に否定する亜紀。そして綾香から衝撃の事実が。
「言っとくけどね、うちはあんたの部屋よりずっとマシ。知らないなら教えてあげる。前にあんたの部屋に住んでた人は電車に飛び込んで自殺したの。つまりお宅は事故物件と同じ。」
呆然とする亜紀に綾香は「お子さん、可哀想」と言い、去って行った。

いつものようにママさん達とお茶会の席。
衝撃の真実からランチ会の話が入って来ない亜紀。
これから低層階の人たちとは距離を置こうと提案する寛子。
周りはみんな寛子に同意だったが、綾香の言葉を思い出していた亜紀はポツリと口を開く。
「どうでしょうか。フロアが低いからって人間性まで低いみたいに言うのはどうなのかなぁって」
すると寛子がすぐにかみつく。
「そんなあなたはガンジーかマザーテレサ並みの人間性をお持ちみたいね。そうだわ、これからみんなで亜紀さんのお宅にお邪魔しません?亜紀さんの高~い人間性が詰まったお宅、拝見したいわ」と。
そんなこんなで急いで部屋に戻ってきた亜紀。汚い部屋過ぎてなにからやっていいのかパニックになる。
不思議そうに見ているそらを思わず抱き締める亜紀。
するとふいにチャイムが鳴り響く。
すみません、準備がまだ、と言いながら開けると、そこには焼き菓子をたくさん持った弓子の姿が。
ホッとした亜紀は事情を話し、一緒に部屋の準備や片付けを手伝ってもらう事に。
弓子は持ってきた焼き菓子にデコレーションしたり、自前のお花を飾る。亜紀とそらは取り敢えず出ているものをとにかく出来る限り収納場所に詰め込む。なんやかんやでほとんど弓子の指示だが、まるで今までの汚さが嘘のように綺麗なレイアウトのお部屋へと変身を遂げた。
その頃ちょうど寛子たちがやって来て、笑いに来たはずだったが、綺麗すぎる部屋にみんな思わず絶句する。
しかし間をおいて素敵ね、と笑う寛子に、ほっと胸をなでおろす亜紀だった。
終わったあと、お礼に弓子の部屋に訪れる亜紀。ランチョンマットなど殆どのものを弓子から借りていたのだった。
「お母さんは大変よね、」と弓子。
亜紀は話し出す。「私、お母さんが分からないんです。正しいお母さんが分からない」と。
弓子に母との過去を語り出す。仕事ばっかりで手料理を食べたことがない、とかお父さんが死んだあと母親は男といなくなったこと、など。辛かった過去を話す。お母さんの見本がいないのだ、と。
これでいいのか、こういう時どうすればいいのかなって、ずっと手探りで、と話すと、弓子は自信をもって、と笑う。
この間お子さんたちが買い物をしているのを見掛けたの、と、話し始めた。
あなたへの贈り物を一生懸命選んでた。お母さんが一生懸命頑張ってるのを知って、あの子たちなりに応援してくれているのよ。だからあのプレゼント大事にしてあげてね、と。
それを聞いた亜紀は急いで、あの時のあの橋まで行き、川に入り、四角い白い箱を探し始めた。
そらや和樹のことを思い出しながら泣きながらただひたすら探し続ける亜紀。
びしょびしょになって泥だらけになっている亜紀を見掛けた生方が一緒に手伝ってくれることに。
二人で日が暮れるまで探し続ける。
亜紀は話し始める。「ガッカリしたって言われたのはその通りなの。他のママさんたちに気後れして顔色伺って、くだらないでしょ。でも自分のせいであの子たちが嫌な思いするくらいなら私、何でもやる。でもそれで結局、あの子達に気を遣わせてたならダメなダメな親だね」
そして何時間かが経ち、ようやく生方が見付ける。「よかったぁ~~~~」と叫ぶ亜紀。安心する生方。
「子供たちの為にこんな必死になれるんだから、亜紀さんはダメな母親なんかじゃないよ」と優しく微笑む。
「安心した。昔と変わってなくて」と。
そのあと体操教室のタオルを渡し、亜紀は顔を拭きながら笑いあう。そんな亜紀を優しく見守る生方。

夕食時、そらのコロッケをとってやる和樹、ほんと良いヤツだなぁ、お兄ちゃん(笑)。
亜紀は話し出す。「今日不思議なことがあったの。バックからこんな不思議な箱が出てきたの」と。
開けてみると中には可愛いネックレス。
そら「千円だったの」
和樹「言うなよ、お前」
楽しい一家団欒。みんなの優しさと幸せを嚙みしめる亜紀。
ネックレスをつけて泣き笑う亜紀に満足そうな和樹、可愛い~と笑うそら。

夜、お礼を言いに、弓子の部屋に行った亜紀。
弓子さんに教えて貰わなかったら私、と笑顔で話す亜紀に、弓子はお花をプレゼントする。
亜紀さんをイメージして作ったの、と。
亜紀は笑顔で受け取り、微笑む。弓子がそのネックレス、一人で見付けたの?と聞くと亜紀はあ~、と少し考えてからあ~、はい、と言い、頭を下げて帰って行った。
その後ろ姿を見つめる弓子。

二階の綾香の部屋。悠太が言う。「どうしてパパ帰ってこないの?」
綾香は力なく答える。「パパが帰ってこないのは、そらちゃんのママのせいなの」
そして悠太を抱き寄せて「だからそらちゃんと仲良くしちゃだめよ」。
ふいに綾香に部屋に置いてある、あるお花が映る。
変わって45階。梨乃が声を上げる。
「やり直し。しょんぼりする暇があったら手を動かして。美央なら出来る。だってパパもママもハーバードなんだから!」と微笑みながら。すると隣から高校生のお姉ちゃんがやって来て、「ちょっと厳しすぎるんじゃない?」と助言。このお姉ちゃんは和樹と同じクラスの女の子だ。
「そうやって甘やかしたからあなたはろくな学校に受からなかったのよ」とバッサリ。
その部屋のテーブルの上に置いてある、またまた同じようなお花が映る。
変わって次に50階。自分の部屋でエステを受けている寛子。生方との写真を眺めながら
「女はいくつになっても恋してなくちゃ」と呟く。その部屋にはやっぱりお花。

そして次は26階、弓子の部屋。暗い部屋に入り、タブレットを開く。そこにはあの時の綾香の浮気現場写真。その写真をごみ箱に捨てる弓子。その暗い部屋にはいくつもの画面が映し出されている。
そこには先ほどの二階の綾香の部屋、45階の梨乃の部屋、50階の寛子の部屋も映し出されている。そして、25階の亜紀の部屋も。あげた花束の中にすべてカメラがついているようだ。音声も調節すればはっきり聞き取れる。
そして弓子の持つタブレットには新しい画像が。それは亜紀と生方が二人で川に入り、小さい箱を持って喜んでいる写真だった。
ここで亜紀のナレーション。
(女は時々嘘をつく)
無表情の弓子が映る。
(でも、女達は知らない)
(見守られているとは見られているということだ)
テレビではハーメルン事件のニュースが流れている。
「犯人像はどういった人物なのでしょうか。」
「そうですねぇ。身代金の要求などは今のところありませんから断定はできませんが、誘拐だとすれば、犯人の動機や目的が気になりますねぇ」
洗濯物の中にウブカタと書かれたタオルを見つける亜紀。
川での出来事を思い出してちょっと微笑む。
(女達は知らない)
(嘘の先に待ち受けている落とし穴がどんなに深いかを)
(この白く美しい塔が本当は砂のようにもろいことを)
ここでドラマタイトル
黒いバックに白文字で『砂の塔~知り過ぎた隣人~』
再び、暗い部屋の中の弓子が映る。
テレビからはハーメルン事件のニュースが流れてくる。
部屋に後ろの方にある黄色いカーネーションが映る。
亜紀と生方の河原での写真が一瞬映り、弓子の顔が映る。
表情をあまり変えないまま、小さく呟く、「嘘つきね」。

第一話≪完≫

いやぁぁぁぁぁぁぁぁー いや、もうモロですよね?
そこは決定でいいのか?
それとも大どんでん返しで実はお兄ちゃんの和樹が、とかはないのか??(笑)
それにしても松嶋菜々子雰囲気ありすぎーーー!似合い過ぎ、こういう役!
ドロドロでちょっと体調が悪い時は見たくないドラマかもしれません。
お兄ちゃんにはそのままでいて欲しいなぁ。
でもあの子不思議だよね。家ではあんなに明るくて笑顔も良く見せる子なのに。
学校ではあんな暗いというか、人を寄せ付けないかのような。
どっちかっていうと家での方が自分を偽ってるんじゃないかと勘ぐってしまう。
なんにしても次回です。まだまだ情報が少ないから。次回にも期待!!