健康

砂糖は体に良い?体に悪い?

今日、「手羽元のさっぱり煮」を作りました。
手羽元をお酢と醤油と砂糖で煮るんですが、使う砂糖の量がとっても多いのです。
ミツカンのサイトに掲載されているレシピを参考に作ったんですけど、手羽元6本で砂糖を大匙3杯も使うんです。うちは手羽元20本使ったので、味付けを3倍にしました。すると砂糖が大匙で9杯…。大匙1杯で重量がおおよそ9gほどになるそうなので、砂糖を81gも使ってるというわけです。

ちょっと砂糖多すぎじゃ…と思うのですが、そういえば少し前に「砂糖は脳の栄養になる」なんてCMが流れていましたよね。あと、脳が疲れた時は甘いものを採ると良いなんて話を聞いたことがあります。しかししかし、砂糖の摂りすぎはどう考えても悪い気がしますよね。糖尿病も怖いですし。

結局砂糖って体にいいの?それとも悪いの?

ちょっと調べてみました。

砂糖は体に良い派の主張

砂糖(ブドウ糖)は脳のエネルギーになる

脳は1日120gも糖を消費するので大量に糖を摂取する必要がある。さらに脳はブドウ糖を蓄えておくことが出来ないため、こまめに摂取する必要がある。また、糖はパンやご飯などからも摂取することができるが、砂糖はパンやご飯に比べ消化吸収が早いため、即効性のあるエネルギーになるとのことです。

砂糖の摂取=糖尿病ではない

糖尿病という文字から砂糖が原因で糖尿病になるような気がしますが、砂糖の摂りすぎ=糖尿病というわけではないようです。糖尿病には2型という生活習慣が原因で発症する糖尿病があるのですが、これの原因となるのは、血糖値が高い状態が続くと、膵臓が疲弊し、インスリンが正常に生産できなくなる。すると血液中のブドウ糖が尿に流れ出してしまい低血糖になってしまう、というのが原因のようです。つまり、血糖値の急激な上昇や血糖値が高い状態が続いてしまうことが問題とのことです。砂糖も糖のため、血糖値をあげることの原因となりますが、糖はなにも砂糖だけではなく、パンやご飯なども消化されるとブドウ糖に変わります。砂糖よりもご飯やパンのほうが摂取する量が多いため、砂糖だけを目の敵にして避けてパンやご飯をドカ食いする、というのは見当違いだということです。

砂糖は体に悪い派の主張

砂糖は体を冷やす

砂糖の中で一番ポピュラーなものがサトウキビから作れる白砂糖です。サトウキビは沖縄県で採れるのですが、温かい地方でとれる食品は体を冷やす作用があるといわれており、サトウキビから作れる白砂糖も体を冷やす作用があるといわれています。

砂糖は糖尿病になる

先ほど述べた通り、糖尿病になってしまのは「血糖値」というものが深く関係しています。この血糖値が激しく昇降を繰り返すと膵臓に負担がかかってしまうため、血糖値は緩やかに昇降することが望ましいと考えられています。糖質が含まれる食品を摂取すると、血糖値は必ず上がってしまうのですが、砂糖は血糖値の上がり方が急だという意見があります。

砂糖は癌発症のリスクを高める

「砂糖はガンの餌になる」という意見があります。実際に、スウェーデンのカロリンスカ研究所が、砂糖の過剰摂取は膵臓癌のリスクを高めるという発表を行いました。

まとめ

おそらくですが、個人的に調べた限りだと「砂糖は体に悪い」という方に軍配があがるのではないでしょうか。人間が生命を維持するうえで糖は必要なものだと思うのですが、それが砂糖である必要はないのかと思います。しかしながら、砂糖を使った食べ物を食べる喜びというのも必要なものだと考えます。砂糖を使った食品はたまに食べるくらいがちょうどいいのでしょう。