雑学

風呂敷はお風呂で使わないのになぜ「風呂敷」という名前なの?

近頃ではとんと使うことのない風呂敷ですが、最近はエコでおしゃれな風呂敷が見直され、静かなブームになっているそうです。
しかし、「風呂敷」と名前に「風呂」が入っていますが、お風呂で使うことってないですよね?
なぜ「風呂敷」という名前なのでしょうか。

風呂敷という名前になったのは600年前

今からおよそ600年前の室町時代に、当時の将軍足利義満が屋敷の中に大きな湯殿を作ったそうです。
そして、この湯殿に大名たちを招待し、もてなしていました。
招待された大名たちは自分の脱いだ服が分からなくならないように、持参した家紋付きの大きなふくさのなかに服を包みました。
そして、お風呂を上がった大名たちはふくさを広げ、ふくさの上で服を着たそうです。そして、いつしか、風呂に敷かれるふくさのことを「風呂敷」というようになったそうです。

まとめ

風呂敷は本当に風呂に敷かれていたことから風呂敷と呼ばれるようになりました。
もし、昔に貸しロッカーがあったら、「風呂敷」という言葉はできていなかったかもしれませんね。